- 1 :初恋φ ★:2008/05/14(水) 17:22:07 ID:???0
- JASRAC理事長、公取委の立ち入り検査「どこが問題なのかとびっくり」
日本音楽著作権協会(JASRAC)の加藤衛理事長は14日に開いた定例記者会見で、
公正取引委員会から独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査を受けたことについて
「具体的な疑義の理由がわからない」と不満を表明した。
調査には全面的に協力するとしながらも、問題視されている著作権料の包括許諾契約
については「30年も続いている仕組み。利用者ニーズに対応したものだ」(加藤氏)と
存在意義を訴えた。
JASRACは4月23日、放送事業者との間で結んでいる放送事業収入の1.5%を支払えば
楽曲を利用できるという著作権料の包括許諾の仕組みが「著作権管理事業の新規参入を
阻害している」として公取委から立ち入り検査を受けた。
加藤氏は「公式な見解は調査結果が出ないとコメントできない」としながらも
「いきなり来られてびっくりした。包括契約はそもそも放送事業者の要望で始めた仕組み。
どこが問題なのかという気持ちが強い」と語気を強めた。
JASRACには1曲ずつ使用料を許諾する仕組みもあるが、利用曲数の多い放送局や
ラジオ局などがすべての利用状況を把握することは困難。JASRACは利用楽曲を
自動的にカウントするシステムの開発にも取り組んでいるが、導入のメドは立っていない。
加藤氏は「ユーザーにとっても便利な仕組みという自負がある。楽曲を自由に使えるのは
音楽文化の多様性を担保しているとも言える」と理解を求めた。
(以降に続く)
日経IT-PLUS 更新:5月14日 16:44
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITba000014052008