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503 名前:1 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 00:15:01.04 ID:HD2QBAQ0
※今までの記事
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない その2
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない その3
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない その4
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない その5
 
 
バーに向かう。
ちょいピザのバーテンが出迎えてきた。

「あ、リーダーさん、お久しぶりですww」
「おう。マスターはいねぇの?」
「今日は休みみたいっすね~」
「今日こそマスターと接吻しようと思ってたのにwwww」

井出、あんたは何を言ってるんだ。

「あれ? その人は?」
「あぁ、うちの新入りだよ。能力はあるぞ。根性もある。だが、俺の嫌いなタイプの人間だ」

それはこっちのセリフだ。

「へぇ~お名前は?」
「1です。よろしくお願いします」
この挨拶は適当なのか。
「よろしくっすww 何飲みます?」
「ウーロン茶で・・・」
「芋焼酎にしてやってくれ」
おい
「芋っすねww リョーカイっすww」
おいおい・・・。
なんで俺がこんな目に・・・。そう思っていたら、飲み物が回ってきた。
「おい、1。で、大学はどこ出なんだ」

ここでその話題を出すか



506 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 00:16:11.95 ID:.fy8YXQ0
しつけえええええええええええええ
 

 



522 名前:1 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 00:26:54.70 ID:HD2QBAQ0
「秘密ですよ」
「なんでだよ。お前よっぽど良い大学出てるんだろ」

中卒なんだよ。嫌がってるんだから、
これ以上追求してくるな。

「良いか、1。この世は学歴社会だからな。
 高卒や専卒じゃ、よっぽど良い資格持って無い限り闘えねぇんだよ」
俺はさらにそれらの下の中卒だ。
「それに、良い大学出が会社に居たら見映えも良くなるだろ。俺は知っておく義務があるんだよ」

知るかよ

「秘密ですよ。少なくとも今は。何言われても絶対話しませんから」
「かーつまんねー野郎だな」
俺に出来ることは、何があっても口を割らないことだ。
「おい、井出、何とかして1の学歴を聞きだせ」
「リョーカイっすww」

非常にまずい展開だ。
俺は果たしてどうなるんだ。




536 名前:1 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 00:41:10.91 ID:HD2QBAQ0
「うふん、ねぇ1くぅん、あたしに学歴お・し・え・て」
最後にムチュゥとやる井出。臭いから寄るな。

「しつこいですね、誰にだって秘密にしたいことぐらいありますよ」
「井出にはないぞ」「俺ないよ」
お前らを基準に考えないでくれ・・・。
「もうとにかく学歴については絶対話しませんから。いい加減諦めてください」
井出とリーダーが顔を見合わせる。ニヤリと笑った。
もう帰りたい・・・。
「わかった、わかった。とりあえず今日は飲め。リーダーで疲れただろ、な」
やっと諦めたか。ホントにしつこい奴らだ。

こうして俺はなんとか事なきを得た。
帰宅する俺。
あー・・・飲み会って・・・疲れるだけで全然面白くなかったな・・・。
俺は風呂も入らず、すぐに眠りに入った。

そして、週明け、俺は会社に出勤する。
第三部『そして廃人へ・・・』廃人の正体が、ここから明かされて行くこととなる。




554 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 00:50:02.53 ID:a8Yro0E0
関係ないんだが
結構昔みたいだから無理かもしれんが、
就職前はペイントで絵やら何やらやってたんだよな?
見てみたいと思うの俺だけ?


 
555 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 00:51:33.36 ID:lYx7Tnoo
同じこと思っている人発見!
 
>>
絵は勘弁なんだぜ。俺だと時間もかかるしなぁ・・・。凄い人だと20分とかで仕上げるらしいね。
てか誰か登場人物の似顔絵描かないか?
お前が書けよってのは無しな。



 
586 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 01:18:58.78 ID:CY08PEoo
俺の中での上原さんのイメージ
http://www.fujitv.co.jp/iryu2/cast/cast_15.html
 
 
 
 
719 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 02:14:37.89 ID:vyp3ENI0
http://kjm.kir.jp/pc/img/48308.jpg
>>1。
 48308
普通の人すぎてイメージが沸かない><
他のキャラにからまれて初めて味を出すキャラっつか。

 


594 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 01:23:33.40 ID:GqA1wnw0
昨日書いた絵だけどだんだんリーダーに見えてきたのでうpしとく
http://file.kenlove.blog.shinobi.jp/iuohiohoi.jpg
 iuohiohoi


596 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 01:24:42.86 ID:XjClnLc0
これは良いリーダーwwwwwww


 
618 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 01:35:58.43 ID:vyp3ENI0
http://kjm.kir.jp/pc/img/48301.jpg
よばれたきがした
 48301

 
661 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 01:52:27.09 ID:vyp3ENI0
http://kjm.kir.jp/pc/img/48302.jpg
もっと髪ぼっさぼさにすればよかった めんどいからいいや
 48302
 

 


 
564 名前:1 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 00:57:30.70 ID:HD2QBAQ0
「おはようございます」
開発室に入る俺。
「おはよう、1くん」
「おはようございます、藤田さん。社長、もう来てらっしゃいます?」
「あぁ、来てると思うよ。何か話すことがある?」
「えぇ。今回のプロジェクトだけリーダーをやる、という約束でしたので、
 正式に降ろさせてもらおうかと思ってまして」
「あぁ、なるほどね。しかし1くん、リーダー続けても良いんじゃないかな」
勘弁してください。俺には荷が重いです。
「うーん・・・続けるとしても、私自身、力の無さを痛感しましたので」
「ハハハww そうかぁ。まぁ分からなくもないよ。
 私がリーダーやったら、同じように感じると思うし」
「藤田さんはリーダーやらないんですか?」
「うーん・・・。まぁ・・・ね」
前回も似たようなことがあったな。過去に何かあったのか?
「とりあえず、社長室に行って来ますね」
「あぁ」

 




 
588 名前:1 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 01:20:25.61 ID:HD2QBAQ0
ノックする。
「どうぞ」
「おはようございます、社長」
「あぁ、1くんかww おはようww どうだった、先週の飲み会は」
散々でした。
「えぇ、楽しませて頂きました。会社の経費ですいませんでした」
「そうか、そうかww それは良かったよ。たまには息抜きもせんとなww」
「えぇ」

さて本題に入るか。

「社長、例のプロジェクトリーダーの件なのですが」
「やはり・・・降りるかね」
「はい。今の私では荷が重いです」
「そうか・・・。1くんなら出来ると信じていたのだが・・・」
社長、あなたは俺の能力を過信しすぎだぞ。
「まぁそういうことなら仕方が無い。君の希望で、誰か後任は居るかね」
「藤田さんですかね・・・。というか、あの人でないと務まらないと思いますよ」
「藤田くんか・・・。彼はちょっと・・・だな・・・。他に適役は?」
居ない。
「うーん・・・藤田さんがダメなら、前リーダーですかね・・・」
「そうか、わかった」

こうして俺はリーダーを降り、リーダーが再びリーダーとなった(分かりにくくてすまん)

しかし、藤田さんの過去はどうなっているのだ。社長は藤田さんの能力を認めている。
だが、リーダーに就任はさせたくない。何か理由があるに違いない。



 

621 名前:1 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 01:37:40.25 ID:HD2QBAQ0
俺はこうして開発室に戻った。む?上原さんが居ないぞ。
「おぉ、1くんかww」
井出だ。なんでこいつこんな嬉しそうなんだ。
「メールチェックしてみるといいよwwww」
何なんだ一体。何をしでかした。
メールをチェックしてみる。
添付ファイルがついていた。音声ファイルか?
イヤホンをつけ、開いてみる。
「ややややややわわわ」
雑音がひどいが、これは
「かかかかか」
この外道、やりやがった。



 
665 名前:1 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 01:56:41.43 ID:HD2QBAQ0
この音声ファイル、上原さんのHOWEVERだ。
何をやってるんだ、マジで。
「これやったの井出さんですか?」
「さぁwwwwwwwwけどこれさwwwwかかかかって連射し過ぎでwwwwww
おまえは連射機かwwwwww」
ふ、ふざけるのもいい加減にしろよ、この外道。
俺は無言で席を立ち、藤田さんのもとへと向かった。
「藤田さん」
「1くん、上原さんは病院だよ」
「え?」

「精神科だ」

上 原 さ ん フ ラ グ 全 て 消 化  死 亡(精神的に)


「マジで言ってるんですか?」
「あぁ。さすがにこれは私も頭に来ている」
「社長に言いましょう」
「私も同席しよう。自惚れじゃないけど、
社長から絶対的な信頼を貰ってるから、さらに説得力が増すと思う」

許さんぞ、井出、リーダー。お前らだけは。




670 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 01:58:18.76 ID:alxiVjko
おいおいおいおいおいおいおいこれはさすがにまずいだろ




676 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2007/12/02(日) 01:59:37.84 ID:zdt.gzs0
藤田さんは勇者じゃないか!
とでも書き込むと思ったか!!!!!!!

なぜもっと早くこういう方向にもっていかなかったんだ?
社長に言おうとすればいつでも言えただろうに
これはちと褒められんな



 
728 名前:1 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 02:21:03.30 ID:HD2QBAQ0
俺と藤田さんは、早速社長にこの事を話した。
社長は血相変えて、二人を呼び出した。頼む、これを機にクビにしてくれ。
「おまえたち、上原も大事な仲間の一人なんだぞ! わかってるのか!?」
ダメなんだよ、社長。その二人はクビにしないと、また同じことをしでかすんだ。
「どうもすいません」
そう言いつつ、リーダーが俺の顔を睨みつけている。そんな事で怯むと思ってるのか。
クビにしてくれ、社長。
「以後気をつけます」
「ホントに頼むぞ。おまえらのうち、誰か一人でも抜けたら会社に影響が出るんだ」

な、なんだって・・・。クビにしないのか・・・。

ダラダラ書くと長くなるので、結果だけ書くこととする。
なんと、この二人は減給だけで処分が済んでしまった。
すでに指摘されていたが、社長が諸悪の根源なのだ。
絶対的に人が足りない今の状況(正確には能力のある人が足りない)では仕方ないかもしれん。
しかし、人間的にどうなのか・・・。

そして、第三部『そして廃人へ・・・』編は、ここから佳境を迎えることとなっていく。
 


 
723 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 02:18:06.49 ID:Pk2E7Sw0
http://www.fields.biz/catalog/kaiji/images/0003_20.gif
 0003_20
社長の外見イメージ
 
 
 

 
746 名前:1 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 02:25:25.68 ID:HD2QBAQ0
レス見ながら更新してるせいで、カキコが遅くなってすまん。
まぁこの件については、否定意見が多いことは覚悟していた。
もっと早く助けてあげるべきってのは、正論だと思う。不出来な人間ですまん。


あと絵を描いてくれてる人ありがとう。
俺の中では、>>719の絵が好きだな。
48308
 
なんてたって、俺の絵を描いてくれたからなww
このスレだと、俺の影が薄すぎて全然スポットライト当たらないからなww
さて、今日は寝るとしよう。また明日、朝~昼辺りから更新再開するよ。

それじゃおやすみ!
 
 

 
751 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 02:26:19.25 ID:Sf2rznE0


752 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 02:26:32.96 ID:/DwbeBo0




 
833 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 10:31:43.25 ID:2mAhVpo0
    〃∩ ∧_∧
  ⊂⌒(  ・ω・)  1まだかなー
    `ヽ_っ⌒/⌒c




841 名前:1 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 11:58:53.60 ID:HD2QBAQ0
おはよう。

いや、9時には起きてたけどね。今どのくらい人居るかな。
上でニックネームの話があがってたから、考えてみようかなって思う。
何か、おおこれ良いな、ってのがあったら、それ使わせて貰いたいな。
もちろん1のままでもいいんだがww
とりあえず飯食ってくる。


 
845 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 12:02:37.45 ID:jsn5mx2o
むしろ1のままがいい


 
850 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 12:08:55.95 ID:lyle9ME0
今日も楽しみにしてるよ!




859 名前:1 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 12:12:46.93 ID:HD2QBAQ0
電子レンジで温め中。
なんか会社みたいなノリになってるな。何かおまえら怖いぞww
しかしアレだなー。こうも仕事、仕事だと、こういうのでストレス発散しないとダメだな。
ケンジは彼女が一番、とか言ってたけど、俺に彼女が出来たら天地崩壊しちまうわ。
多忙すぎてそれ所じゃねぇ。同業者だと、俺と同じ意見の人って多いんじゃないかな。
まだ学生でPG志望の人は、今のうちに作っておかないと苦労するんだぜ。




862 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 12:15:06.24 ID:AHEc/I20
ここに書き込むのがストレスにならないようにお気楽に
疲れない程度に書き込んで下さい。
ここが1にとってストレスの捌け口になればBestだよね。

 
863 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 12:15:42.92 ID:EGcMpVY0
禿同


 
864 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 12:15:47.26 ID:kKvGX8s0
だな。



 
869 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 12:22:13.57 ID:uXSEiJ.o
もうプログラム男でよくね?

>>869
それ良いな。けど長いから、マ男にしよう。

というわけで、今日から俺は「1」から「マ男」になりました。
 
これからもよろしく頼むぜ。
 


 
884 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 12:35:12.95 ID:kKvGX8s0
マ男wwwwwwwwwwwwwwww

 
886 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 12:35:48.61 ID:/DwbeBo0
今日からマ男wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

 



 
914 名前:マ男 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 12:55:05.27 ID:HD2QBAQ0
数々の死亡フラグを打ち立てた上原さんは、ついに戦線離脱・・・もとい精神的に死亡した。

会話スキル、コミュ力はともかく、仕事では藤田さんに次ぐ実力者である彼を失った。
当然、業務に影響が出てくる。そして何より、リーダーの鬱憤のはけ口が居なくなったのだ。
どうなるかは言わなくても想像ができるだろう。
中西さんは前プロジェクトで降りる予定だったみたいだが、急遽予定を変更し続投が決定した。
それでも俺たちは横暴でどうしようもないリーダーのもと、仕事をこなしていたのだ。

上原さんが居なくなり、
4ヶ月が経過した。

上原さんはまだ帰ってこない。
リーダーの怒りもはけ口を失い、常にイライラとしている。

一方の俺は仕事が一気に増えてしまい、それをこなすのに必死だった。
堤防決壊するのも時間の問題だ。
井出さんは性格で、藤田さんは元より、中西さんは藤田さんの存在で、何とか持っている。
俺には・・・何も無い。強いてあげるならば藤田さんだけだった。

そして、ついに事件は起きる。思い出したくもない。
まさに佳境なのだ(読んでる人にとって)
 




 
928 名前:マ男 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 13:04:32.14 ID:HD2QBAQ0
上原さんが死に、5ヶ月が経過した頃か。
俺はいつも通り出社した。
「おはようございます」
「おはよう、マ男くん」
挨拶したのは藤田さんだけだ。あれ?おかしいな。いつもなら、無愛想ながらも返してくるんだが。
俺は不審に思いながらも席につく。
「おい、マ男」
リーダーだ。声のトーンが低いぞ。
「はい」

「おまえ中卒だろ」

え?

「ちょ、リーダーww」
「うるせぇ。どうなんだマ男。おまえ中卒なんだろ、おい」
な、なんだ?え?
「中卒の分際で、この俺をアゴでこき使ってたのかって聞いてんだよ!!」
怒声が部屋中に響き渡る。

な、なに?え?俺?え?何だ、何なんだ!?
 
 



 
951 名前:マ男 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 13:12:16.04 ID:HD2QBAQ0
「何の話をしてるのか分かりません」

こう返すのが精一杯だった。
学歴は俺のコンプレックスの一つだ。
親以外に語ったことなど無い。
それに何でリーダーが知ってるんだ。

5ヶ月前の飲み会では、絶対に口を割らなかったし、その間も口を割っていない。
「学歴の話をしてんだよ、中卒」
中卒と言うな。誰にだって事情があるんだぞ
「おまえ、中卒の分際で俺に意見してたんだろ」
部屋中、戦慄が走りまくり、あの井出さんでさえ突っ込めない雰囲気だ。
「何とか言えよ、なぁ中卒」
俺の中で何かが崩れ去っていく。
働く決心、基本情報資格取得、就職、リーダー就任、
俺が築き上げた自信たちが、音を立てて崩れていく。
「おい、井出、藤田、中西。中卒に俺たちは使われてたんだぞ」
自信が全て崩れ去った時、俺は
小学・中学時代にいじめられて登校拒否をした時の、当時の自分に戻っていた。

第三部『そして廃人へ・・・』

廃人の正体は、上原さんでも井出さんでも中西さんでもない
 
 



俺だったのだ
 



 
957 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 13:13:42.77 ID:kKvGX8s0
 
うわああああああああ><

 
 

 
16 名前:マ男 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 13:27:07.67 ID:HD2QBAQ0
後で聞いたが、求人票を作る際、俺と藤田さんの経歴を載せるために
履歴書を社長から貰い、それで知ったらしい。
どこまで嘘でどこまで本当かは知らんが・・・。


それからの日々は地獄だった。
周りの目が常に侮蔑の色に見えた。あの藤田さんも、
俺の事を「中卒が」という目で見ていると思っていた。

俺だって好きで中卒になったわけじゃない。高校行きたかったさ。
行かなかったお前が悪い、と言われれば、それはまさに正論だし、俺は否定する気はない。

だけどな、中卒だからと言って、人に意見しちゃいけないとか、
人の上に立っちゃいけないってのは
何か違うんじゃないのか。

中卒だからって理由で、なんで俺はこんなに馬鹿にされないといけないんだ。
俺の歩んできた人生は確かに褒められたものじゃない。
だけど、それを食い物にされるっておかしくないか?

まぁどんな話にも賛否両論だ。俺はこう考えている、と受け取って貰えれば問題ない。
どう考えても自己擁護ですまんww

俺は不意に涙が出たりと、色々とやばいことになっていた。
会社に行きたくない。平日の朝が来るたび、強烈な吐き気と眩暈に襲われる。

そしてついに俺は

(会社・・・辞めよう・・・)

俺は社長室に向かった。
 

 


 
43 名前:マ男 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 13:38:30.39 ID:HD2QBAQ0
俺はよく頑張ったさ。誰だって褒めてくれる。
もう社会に出て行くのは俺には無理だ。この会社をやめて、NEETに戻ろう。
そう思いつつ、社長室をノックする。

「どうぞ」
「失礼します」
「む、マ男くんか。どうしたんだね」
「会社、やめようと思います」
「え? 何かあったのか」
事情を説明したって、何の意味もない。俺は早くここから出たい。
「家の都合で、仕事を続けることができなくなりました」
「そ、そうか・・・。残念だな・・・」

沈黙。

「本当に、本当にやめるのか?」
やめる。俺は頷いた。
「マ男くん、君は本当に優れた人間だ。君をここで失うのは、
原石をどぶ川に捨てることと一緒なんだよ」

俺は中卒なんです、社長さん。
大卒がダイヤの原石ならば、中卒は河原の石なんです。

いくら磨いても無意味なんですよ。やめさせてください。
言葉には出なかったが、俺は終始、下を向いていた。
「・・・わかった。だが、少し待ってくれないか」

何なんだ・・・。





 
74 名前:マ男 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 13:58:11.00 ID:HD2QBAQ0
第三部『そして廃人へ・・・』ついにこのレスで終わる。


社長はすぐ傍にある子機を取り、電話し始めた。
「あぁ、藤田くんか」
藤田さんと俺に何があるんだ。
「すぐ来てくれ。そうだ。君から聞いた件だよ」

電話が終わる。

「マ男くん、藤田くんが今から来る」
「それがどうかしたんですか」
「・・・今の君を私はここで失いたくないんだよ。藤田くんと、二人で話をしてみてくれ」
そう言い、部屋を出て行く社長。
時計の針が動く音だけが聞こえる室内。

不意にノックの音がした。

「社長、よろしいですか」
藤田さんの声だ。
もう一度ノックの音。
「・・・失礼しますよ」
藤田さんが部屋に入ってきた。

「マ男くん、大丈夫か?」
・・・
「少し、話をしようか」
今更何を話すのか。

「マ男くん、私の過去の話だ」

・・・なんだって?


数々の修羅場を潜り抜けてきたが、ここで人生最大の壁にぶち当たってしまった俺。
中卒という名の大きすぎるコンプレックス、今まで生きてきた経験の少なさ。
そして、崩れ去った自信。
果たしてここから俺は這い上がれるのか!?
そして、藤田さんがこれから話す過去の話とは!?

どうする俺!? どうなる俺!? 続くぅ!!


次回、『平成の孔明、マ男に過去を語る』

 

 

 

84 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 14:00:25.70 ID:pVBIfGAo
藤田さんの過去くるううううううううううううううううううううううううう
 

 

85 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/12/02(日) 14:00:32.70 ID:IHcdp9M0
やべぇ、オラwwktkしてきたぞwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

※続く・・・>> その7へ
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