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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 17:03:40.68 ID:Id5vdm5W0
男「…ふああ、眠い。やっぱ俺朝弱いなあ」

男「…寒いし。だりいな」

女「おはよっ男!!!」

男「おわ!なんだよ女かよ、びびるじゃねえか」

女「うししし。男をびっくりさせることかわ朝は始まるのですよ?」

男「何わけわかんねえこと言ってんだよ」






3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 17:06:01.80 ID:Id5vdm5W0
男「今日も元気だな、女」

女「そりゃもうもちろん。ちょっと元気あげよか?」

男「はあ?どうやってだよ?」

女「……(じー)」

男「…?」

女「……(じー)」

男「…///////み、見んなよ」

女「あれあれ?照れちゃった?かわいいね、男」

男「…っせーよ////」




4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 17:07:39.43 ID:Id5vdm5W0
男「……」

女「……」

男「……」

女「……なんか喋ってよ」

男「寝ぐせひでえぞ?」

女「――っ!!//////」

男「嘘だよ、焦り過ぎだっつの」




5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 17:10:03.11 ID:Id5vdm5W0
女「朝ごはん何食べた?」

男「ご飯にみそしる。日本人の朝は米だと法律で決まっている」

女「私は食パンの方が好きだなあ」

男「じゃあ食パン食ってきたのか?」

女「おでん。昨日の晩ご飯の残り」

男「…おでんか、それは予想外だった」







7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 17:13:17.61 ID:Id5vdm5W0
女「私、おでんのきんちゃく好きなんだよね」

男「モチが入ってるなら俺も大歓迎だ」

女「ご飯好きだよね、男」

男「うむ、白米こそ至高のメニューだ」

女「将来稲作でもやったら?」

男「目下計画中だ」

女「うそッ!?本気?」

男「うそに決まってるだろ」

女「だよね、さすがに」






9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 17:16:01.49 ID:Id5vdm5W0
男「きんちゃくで思い出したけど、最近コブクロに飽きてきた俺がいる」

女「なんでー?いいじゃんコブクロ」

男「んー、最初好きだったんだけどなあ。聴きすぎかな」

女「聴き過ぎだよ。ちょっと距離置いてみたら?」

男「あえてスピッツに回帰してみようか」

女「そーゆうさわやか系好きだよね、昔から」




10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 17:18:37.76 ID:Id5vdm5W0
女「そーいえばさ、もうすぐ私誕生日なんだけどなあ…」

男「………」

女「誰かプレゼントくれるような優しい男はいないものか」

男「………」

女「…(じー)」

男「…//////こ、こっち見んなよ」

女「男は見つめる攻撃に弱いことが判明しました」

男「う、うるせえよ」






12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 17:22:01.99 ID:Id5vdm5W0
男「誕生日かあ。去年は何渡したっけ?」

女「んーとねえ、枕だったよ」

男「枕っ!?そんなのあげたっけ?」

女「ん。私が不眠症っぽかったから、快眠枕くれた」

男「ああ、そういえばそうだったかも」

女「ちなみ私はツボ押し器具『坪井さん』をあげた」

男「もらったな、そういや。使ってねえわ」

女「ちょっとー!使ってよね、せっかくあげたんだから」




13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 17:24:32.06 ID:Id5vdm5W0
男「じゃあ今年も一緒に買いに行くか?」

女「お!さすが男。長年の付き合いだけあって理解が早いね」

男「めちゃくちゃ要求してたじゃねえか」

女「何のことだか拙者にはサッパリでござるなあ?」

男「なんでいきなり忍者なんだよ」

女「ドロンッ!」

男「消えたッ!?」

女「いや消えてないし。でもノリいいねえ」

男「目が覚めてきたんだよ」




14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 17:27:58.86 ID:Id5vdm5W0
男「いつ行く?」

女「んーとねー、今日の放課後とかは?」

男「いきなりっすね。まあいいけどさ」

女「おーいいねいいね。じゃ今日の帰りに駅前のショッピングモールで」

男「何か欲しいもんあるのか?」

女「んーそだねー…サブプライムがいいな」

男「サブプライムの意味分かってねえだろ?」

女「なんか香水っぽい」

男「全然ちげえよ」




15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 17:31:37.50 ID:Id5vdm5W0
女「それにしても枕もらってもう1年なんだねえ」

男「まあ年食うと時間の流れも早く感じるもんだ」

女「あれ、寝心地最高だよ。いい夢見る確率が高いし」

男「夢の内容と枕は関係ねえだろう、さすがに」

女「夢の中で男が私を押し倒してッ!!私…初めてだったのに」

男「ッ!!?なんだよそれ!!してえねえっつの」

女「夢って言ってるでしょ?いちいちかわいいんだからさ、もう!」

男「……//////」




16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 17:36:02.79 ID:Id5vdm5W0
女「でもね、最近男の夢はホントによく見るよ」

男「へ?そうなの?」

女「なんかねーいっつも真剣な顔して私に迫ってくるの!」

男「ストーカーかよ俺は…」

女「声聴こえないから何言ってんのか分かんないけどさ」

男「まあ夢なんてそんなもんだ」

女「あれはね、私に告ろうとしているんだと私はにらんでるだけど、どう?」

男「ッ!!?なんでそんなの俺に聴くんだよ!知るかよ…////」

女「むふふー、焦ってますなあ。もしや図星ですか男クン?」

男「ばっか!ちげえっての」




17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 17:39:29.65 ID:Id5vdm5W0
男「そろそろ学校着くな」

女「そだね。あ!男友がいるよ」

男「おお。おはよ男友」

男友「おっす男。あ、おはよう女さん」

女「おはよ男友君」

男友「しっかしいつものことだけど朝から仲良いねえ」

女「むふふー、でしょ?長年連れ添った夫婦ですから」

男「ばっかちげえよ!うそつくなよ」

男友「…おまえ分かりやすすぎだってば」




18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 17:44:37.50 ID:Id5vdm5W0
男友「でもさーお前ら2人とも恋人いないんでしょ?」

男「まあな、俺んまりモテないし」

女「右に同じく」

男友「お前ら付き合っちゃえばいいのに」

男「ッ!!!???な、何言ってんだよ!!」

女「そうよねー私もそう思うんだけど…チラッ」

男「チラッとか口で言ってるけどガン見じゃねえか」

女「いや、男はどうなのかなあって」

男「からかうなよ。そ、そんなの考えたことねえし」

女「私も男とはずっと友達みたいだったからなあ、考えたことないわ」

男友「幼馴染ってそんなもんか」

男「………」




19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 17:48:14.41 ID:Id5vdm5W0
男「まあとりあえず授業行こうぜ」

男友「女さんはクラス違うんだよね?」

女「私3組だから。じゃね」

男「おう」

女「あ、男。放課後忘れないでよ?」

男「わーってるって」

男友「何か約束してんのか?」

女「ちょっくらショッピングへ」

男友「ほとんど恋人じゃねえか」

男「ち、ちげえよ」

男友「もうそのリアクション飽きたぜ」




20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 17:50:48.29 ID:Id5vdm5W0
男「………」

男「付き合う…か…」

男「………///////」

男「…だってあいつ、そんなの考えたことないって言ってたし…」

男「…付き合って…くれねえよな…」

男「………///////」

男「…ちっ、なんか今日はやたら意識してしまうじゃねえか」




21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 17:53:25.41 ID:Id5vdm5W0
男「…放課後、プレゼントかあ」

男「………」

男「決めた!今日プレゼント買ってアイツに告ろう!!!」

男「………/////」

男「い、いや…やっぱり…」

男「………」

男「いやいや!いい機会だ!決めた!絶対今日アイツに伝える!」

男「…うまく、いくかな」




22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 17:56:09.13 ID:Id5vdm5W0
女「……付き合う、か…」

女「………//////」

女「平常心装うのも一苦労だわ…」

女「…男って私のことどう思ってるのかな?」

女「…やっぱり家近い友達くらいにしか思ってないのかな」




23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 17:58:16.81 ID:2oJMBHk5O
なんだこのニヤニヤスレは 



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 18:00:20.77 ID:YI9/HngV0
>>23
禿同

 


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 17:59:12.11 ID:Id5vdm5W0
女「でもいつもこういう話題をすると男焦るよね…」

女「……意識、してくれてるのかな」

女「………//////」

女「よし!今日プレゼント買ってもらう時に聞いてみよう」

女「………」

女「いい…よね」

女「…うん、だって私男のこと好きだもん」

女「…うまく、いくかな」








27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 18:02:34.64 ID:Id5vdm5W0
男「……放課後、早くこねえかなあ」

男「……////」

男「なんて、伝えたらいいんだろう…」

男「…好きです、でいいのかねえ」

男「………//////」

男「…恥ずかしいにもほどがあるじゃねえか…」






29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 18:04:40.08 ID:Id5vdm5W0
女「…なんて、聞いたらいいんだろ…」

女「…私のことどう思う?…かな」

女「……/////」

女「やだ!何考えてるの私……」

女「それとも…素直に好きです、でいいのかな」

女「…………」

女「…うぅ、ワカンナイ!」




30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 18:06:13.20 ID:Id5vdm5W0
男「そういえば駅前のスクランブル交差点って今イルミネーションやってるよな」

男「……ムードあるかも」

男「………///////」

男「…これくらいカッコつけてもいいよな…」




31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 18:08:09.01 ID:Id5vdm5W0
女「こーゆうのって…ムードとか大切よね…」

女「…駅前の交差点、綺麗だった気がする」

女「……そこでなら、うまくいくかも…」

女「……////////」

女「やだ…なんでこんなこと考えてるんだろ、私…」




32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 18:10:06.53 ID:Id5vdm5W0

-放課後-

男「…長かったぜ。やっと終わったよ」

男「いつもどおり靴箱の前で待ってたらいいのか…な」

男「………」

男「……//////心臓がバクバクしてきたじゃねえか、バカ」




33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 18:12:36.04 ID:Id5vdm5W0

-同じ頃-

女「やっと終わった…。緊張しすぎて授業全然頭に入らなかった…」

女「……いつもの靴箱前、でいいよね」

女「………//////」

女「落ち着かないと!男に変な事考えてるのがバレちゃったら…」

女「………」

女「…行こう」






35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 18:16:12.04 ID:Id5vdm5W0
男「……来ないな。授業遅れてるのかな」

男「………そわそわし過ぎだろ、俺…」

男「落ち着け!変なこと考えてるのアイツにバレ―――」

女「…お、お待たせ」

男「ほああああッ!!!…な、なんだよ。びっくりしたじゃねえか」

女「…あ、ご、ごめん。驚かしちゃっった?」

男「あ、いや…な、何でもない」

女「………」

男「………い、行くか?」

女「う、うん…行く」






39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 18:17:35.76 ID:Id5vdm5W0
男「………」

女「………」



男・女「あ、あのさ!」



男「あ…」

女「え、えと…」




40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 18:20:28.48 ID:Id5vdm5W0
男「いや!何でもないから…そっちからどうぞ」

女「わ、私も何でもないから!男から喋って!」

男「あ、いやあ…その…」

女「な、何?」

男「…なんつーか、最近コブクロに飽きてきたなって…」

女「…それ朝聴いたかも…」

男「ほッ!?そうだっけ!!?…そ、そうか。す…すまん」

女「別に…それはいいんだけど」






42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 18:23:18.27 ID:Id5vdm5W0
男「えっと!その…なんだ。あ!お前の話は…?」

女「えッ!?いや…その…」

男「…?」

女「あ、あのね!ウチの今日の朝ごはんおでんだったの!何か変だなあって気がしてさ!」

男「…たぶんそれ朝聞いたと思うんだけど…」

女「えっ!?そ、そうだっけ!?あ、あははは…ごめん」

男「いや…別にそれは全然いいんだけどな…」




43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 18:26:50.49 ID:Id5vdm5W0
男「………」

女「………」



男・女「た、誕生日プレゼントなんだけどさ!」



男「あ…」

女「え、えーと…」

男「………」

女「…そ、そっちからどうぞ…」

男「あ、ああ…その…プレゼント俺が選んでもいいか、な?」

女「…う、うん。私も…そう言おうとしてた…」




44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 18:33:32.09 ID:Id5vdm5W0
男「あ!ショッピングモール見えてきたぜ!」

女「そ!そうだね!!……」

男「………と、とりあえず買いに行くか!?」

女「う、うん!そうしよ!どこで買うの?」

男「ちょっといったところにロフトがあるからさ!とりあえず行ってみようぜ!」

女「そ、そだね!行こう行こう」






49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 18:55:52.40 ID:Id5vdm5W0
男「………」

女「………」

男「そ、そういえばさ!駅前って最近なんか…きれいじゃない?」

女「ふぇッ!?あ、ああ!駅前なんか綺麗だよね!な、なんて言ったっけあれ」

男「ああ!え、えーとイル…イル…」

女「イルミネーション!」

男「あ、そうそう!それそれ!アレ綺麗だよなあ!」

女「う、うん!アレ綺麗よね!!」




50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 18:57:25.37 ID:Id5vdm5W0
男「………」

女「………」



男・女「イルミネーション見に行かないッ!?」



男「あ…」

女「え…」

男「…先に見に行ってみよう、か?」

女「う、うん…そだね」




51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 19:00:06.59 ID:Id5vdm5W0
男「…(大丈夫だ!落ち着け!焦るなよ俺!)」

女「…(落ち着いて私!一言だけなんだから!」

男「…(タイミング難しいな、こーゆうの…わかんねえ)」

女「…(どのタイミングで言ったらいいんだろう…わかんない)」

男「………」

女「………」




52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 19:01:58.81 ID:Id5vdm5W0
男「あ!イルミネーション見えてきたぞ!」

女「あ!本当だ!もうちょっと向こうまで行ったほうがいいかな!?」

男「そ、そうだな…と、とりあえず近寄ってみるか」

女「う、うん!」




53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 19:04:39.77 ID:Id5vdm5W0
男「うおお…改めて見ると綺麗だなあ」

女「う、うん…なんかロマンチックな感じ…」

男「………」

女「………」

男「………(よし!)」

女「………(よし!)」



男・女「あ、あのさ!」






55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 19:08:59.35 ID:Id5vdm5W0
男・女「えっ……」



男「………」

女「………」

男「…あ、あのさ…その、俺言いたいことがあって…」

女「…えっ?ぐ、偶然だね…私も…」

男「………(やばい!心臓やばい!落ち着け!落ち着け俺!)」

女「………(心臓破裂しそう!耐えられない!)」

男「…(行くしか、ない!)」


男「あのさ!今までずっと俺お前のこと、す―――」



女「ねえ!」




56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 19:11:14.59 ID:Id5vdm5W0
男「―――ッ!?」

女「交差点の向こう側まで渡ったら、イルミネーションもっと綺麗に見えそうだよ!?」

男「……えっ?」

女「うん!そうだよ!い、行ってみよ!?」

男「あ…ああ。そ、そうだな…」





女「…(我慢できずに逃げちゃった!…私のバカ)」






59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 19:15:40.33 ID:Id5vdm5W0
女「ほらほら!早くしないと信号変わっちゃう!」

男「おいおい!あんまり走るなよ!危ないぞ!」

女「―――っ!―――っ!」

男「…(はあ折角の大チャンスだったのにな…)」

男「…(まあいいや。チャンスはまたいくらでもある)」

男「とりあえず交差点渡る――――っ!!!!!!」





男「あぶない!トラックが!逃げろ!」







女「……えっ?」




60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 19:17:32.63 ID:Id5vdm5W0
男「――――――っっっっ!!!!!!!!」




女「――――――っっっっ!!!!!!!!!」






ガシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!






62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 19:19:26.13 ID:Id5vdm5W0
男「………」



男「…うそ、だろ…………」




男「…女ッ!っくそ!どこだ女!!??」




63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 19:20:42.99 ID:Id5vdm5W0






男「―――――っ!!!――――――っ!!!!」











65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 19:30:44.43 ID:Id5vdm5W0

-病院-

医者「被害に遭われた女さんは…――」

男「…………っ!」


医者「極めて遺憾ながら…息を引き取られました―――」


男「…ウソ、だろ…。ありえねえよ……」

男「―――っ!!」


男「あああああああああああああああああああっっ!!!」





66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 19:33:30.42 ID:Id5vdm5W0

-数日後-

男「…………」

男友メール『なあそろそろ学校来ないか?辛いのは分かる。
      学校に来たら少しは気が紛れるんじゃないかと思う。
      考えてみてくれ。でも無理はするなよ。じゃな』




男「………行きたくなんかねえよ、くそ」





67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 19:36:11.03 ID:Id5vdm5W0
男「………」

男「…………信じられねえよ、通夜も、葬式も……」

男「まだ…生きてるんじゃないかって思いたくなる…」

男「………」



男「ちっ………気晴らしに…外に、出てみるか」






69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 19:38:09.27 ID:Id5vdm5W0
男「…外は吐き気を催すほどに晴れてるんだな…」

男「…なんなんだよ…」

男「………」

男「どこに行けば…忘れられるんだろうな…」






71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 19:39:55.92 ID:Id5vdm5W0
男「…そういえば小学生の頃、アイツとよく公園で喋ってたな…」

男「………」




男「……公園にでも行ってみるか」






73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 19:41:40.92 ID:Id5vdm5W0

-公園-

男「綺麗な…昼下がりだ…」

男「………」

男「イルミネーション、本当に綺麗だったんだけどな…」

男「………」

男「…なんで勝手に涙が出てくるんだよバカ野郎……」





74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 19:44:33.36 ID:Id5vdm5W0
男「………今でもそこらへんにアイツいるんじゃないか」

男「自分が死んだことに気づかずに幽霊になってたり…」

男「…バカか俺は」





男「……でも。向かいのベンチにいる女の人、アイツに似てる、な…」

男「…いや、似すぎじゃないか…?」





男「あれは―――女っ!?」







100 名前:保守thx:2008/01/27(日) 22:35:35.85 ID:Id5vdm5W0
男「…いくらなんでも似すぎ、じゃねえか?」

男「………人違い、なのか?」

男「………」

女「…?」

男「やべっ目合っちまった…」

女「…ニコッ」

男「…////////」




101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 22:37:16.50 ID:Id5vdm5W0
男「…あ、あの…」

女「…?なんでしょうか?」

男「えっ!?あ…いや…」

女「…?」

男「…(や、やっぱ違う人なのか…?」

女「あなたもお散歩ですか?」

男「あ、いや…まあ、そんなところです」






104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 22:40:47.59 ID:Id5vdm5W0
女「冬ですけど、昼間はポカポカしてます。そう思いませんか?」

男「そ、そうですね。そう思います」

女「…何か、気になるところがありますか?さきほどから私をずっと見てらっしゃったようですが」

男「あ…いや…その…」

女「ふふふ、せっかくですからお話でもしませんか?」

男「あ!その…読書中すみません…」

女「いえいえ。ちょっと読書にも飽きていたところなので」




105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 22:43:53.45 ID:Id5vdm5W0
男「…(見た目も声もそっくりだ…でも…何か違う)」

女「…何か、思いつめてらっしゃるような表情ですが…?」

男「あ!いやあなたが知り合いにそっくりだったもので…?」

女「お知り合いにですか?どのあたりがでしょう?」

男「いや…何から何まで…その…本人かと」

女「へえー、そんなに!会ってみたいです!」

男「………」

女「…?どうされましたか?」




106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 22:46:01.03 ID:Id5vdm5W0
男「実は…そいつもう…死んじゃってて…それで…」

女「あ!…すみません、知らないこととはいえ失礼を…」

男「いえ!元はといえば俺が言い出したことなので…」

女「………」

男「…そいつ、いいやつだったんです」




107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 22:49:19.38 ID:Id5vdm5W0
男「…俺、そいつのことが好きで…でも気持ちを伝える前に突然いなくなっちゃったんです…」

女「………」

男「悔しくて…悲しくて…どうしようもなくて…それで…」

女「それは…心中お察しします…」

男「見ず知らずのあなたにこんなこと言って…すみません。でも…気持ち…抑えられなくて…」

女「辛いときは吐き出すのが1番です。私でよければいくらでも…」




108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 22:52:18.80 ID:Id5vdm5W0
男「すみません、あなたが、あまりにもそいつに似ていたので…」

女「…私は、いつもこの時間ここにいます。いつでも来てください」

男「…ありがとう、ございます」

女「いえ」

男「今日はもう戻ります。気持ち整理しないと…」

女「はい」

男「また…明日も来ていいですか?」

女「お構いなく。ではまた明日」

男「失礼…します」







110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 22:54:54.87 ID:Id5vdm5W0
男「……やっぱりあの人は違う人なんだろうか…」

男「姿も声も全く同じ…」

男「…でも、何か違う…」

男「………」

男「でも…何か心が安らぐな…」

男「明日も…行こう」




111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 22:59:50.64 ID:Id5vdm5W0

-翌日 公園-

男「こんにちは。来てしまいました」

女「こんにちは。ふふふ、お待ちしておりました」

男「昨日はすみません、突然…」

女「いえいえ。一期一会というものは大切です」

男「はは、そうですね。何だかあいつとあなたは似ているけど正反対です」

女「…そう、ですか?」

男「あいつはノリのいい元気系でしたから」

女「ふふ、私も実はノリのいい元気系かもしれませんよ?」






113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 23:04:13.53 ID:Id5vdm5W0
男「そうなんですか!?」

女「そうでござるよ?拙者もノリ系にてござる」

男「―――っ!」

女「…?どうされました?」

男「いや…何でも…ないです」




114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 23:08:20.77 ID:Id5vdm5W0
女「ふふふ、でもあなたも私の知り合いに似ている気がします」

男「そう…なんですか?」

女「正確には私の知り合いの…片思いの人です」

男「は、はあ。どのあたりが?」

女「リアクションが大袈裟で細かいところ、です」

男「何気にズバズバ言いますね」

女「すみません、でもそれっていいことだと思いますよ」

男「そう…ですか?」

女「私の知り合いは、そんなところが好きだそうです。かわいいって」

男「…そう、なんですか」




115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 23:12:31.67 ID:Id5vdm5W0
男「今日はこの辺で失礼します。また明日も来ていい、ですか?」

女「もちろん!いくらでも」

男「それでは―――」



女「コブクロ、久しぶりに聴いてみてはどうですか?」



男「…え?」

女「いえ、何でも。ではまた明日」

男「………また、明日」






118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 23:17:50.55 ID:Id5vdm5W0
男「『消えそうに咲きそうな蕾』か…」

男「…咲かなかったよ、蕾は…。消えてしまったからな…」

男「………」

男「あの人の話の全てが…あの日を思い出させるんだよな…」





男「あの人は誰なんだろう」






120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 23:22:45.87 ID:Id5vdm5W0

-翌日 公園-

女「こんにちは、お待ちしておりました」

男「こんにちは…あれ、なんか今日は違和感が…?」

女「…そうですか?私はいつもどおりですけど?」

男「そうです…よね。なんか…なんなんだろう」

女「…『蕾』が本当に消えかかっているんですよ…」

男「…えっ?」

女「いえ…何でもありません」

男「は、はあ…」






124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 23:29:01.22 ID:Id5vdm5W0
男「最近はあなたとのお話だけが楽しみです」

女「そうですか…光栄です」

男「はは、何言ってるんでしょうね、俺」

女「………」

男「あなたはに似ている人って俺の幼馴染だったんですよ」

女「そうなんですか」

男「でも前も言ったように性格は真反対です!いやあ、あいつはガサツだったから」

女「………」

男「でも…」




125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 23:32:45.87 ID:Id5vdm5W0
男「…そんなあいつが好きだった、本当に」

女「………」

男「…っく、なんでだろう。もう何日経ったのかも分からないのに…涙が…とまららいんれす…」

女「………」

男「…気持ちを、伝えたかった…なのに…なんで…」

女「……あの」

男「……えっ?」




女「魂って…信じますか?」






128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 23:39:52.83 ID:Id5vdm5W0
男「たま…しい……?」

女「もし…あなたの思いが本物で、『彼女』の思いも本物なら…『蕾』はまだ開くかもしれません」

男「…それは…どういう?」

女「こんな言葉は聞いたことがありませんか?」

男「…?」




女「『たまくら』という言葉」




129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 23:44:39.52 ID:Id5vdm5W0
女「あなたが『彼女』にあげた『たまくら』が…まだ『蕾』を開いています」

男「何を…言っているのですか…?」

女「『私』が消える前に…呼びかけてあげてください」

男「何が何だかさっぱり―――」

女「今日はこれで失礼します」

男「あ、ちょっと!」

女「もうすぐ…『蕾』は消えます。お早めに…呼びかけてあげてください」

男「あっ!…行ってしまった…」







男「あれ、俺は今誰と喋っていたんだろう…思い出せない…」






133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 23:47:39.89 ID:Id5vdm5W0
男「…どういう意味だったんだ?」

男「『たまくら』って…なんかどっかで聞いたことがあるような…」

男「あれは…確か…1年前のあいつの誕生日…」





女『ねえ知ってる?もともとは<魂の倉>って意味なんだよ?』






136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 23:52:12.30 ID:Id5vdm5W0
男『は?何の話だいきなり』

女『もう!ちゃんと聞いてよね!<枕>のことだよ』

男『枕?そうなのか?』

女『私もよく知らないんだケドさ、枕って人間の魂の宿る倉なんだって』

男『へえ、<魂倉>だから<たまくら>で<まくら>なのか』

女『そうなんだよ!だから今日男に買ってもらった枕には私の魂が入るってわけ』

男『ばっか。んなもん信じんのかよ』

女『いーじゃん!夢があるじゃないの』

男『まあ好きにしろ。でも…枕使ってくれよ?』

女『うん!大切に…大切にするよ』






138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 23:54:18.31 ID:Id5vdm5W0
男「…そうだ。あいつが言ってたんだ」

男「じゃあ公園の女の人が言ってたのって…」

男「………」



男『ばっか。んなもん信じんのかよ』



男「……信じる、しかねえだろ」





140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 23:56:16.78 ID:Id5vdm5W0

-女の自宅-

女母「あら、男君。お線香?」

男「いえ…あの申し訳ないんですが、女さんのお部屋、上がらせてもらえませんか?」

女母「まあ…男君は昔から知ってるし…少しだけなら構わないわよ」

男「ありがとうございます、すぐ…済みますから」






142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/27(日) 23:59:07.58 ID:Id5vdm5W0
男「あいつの部屋なんて…小学生以来じゃねえか」

男「………」

男「俺ととった写真飾ってあるじゃねえか…」

男「…くそ。もうなんでもいい。今やれることをやるだけだ」

男「…あ、あった。俺が去年あげた枕だ」

男「………」

男「本当に使ってくれてたんだな…」






144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 00:01:31.05 ID:zSpPD/pP0
男「…しかし、どうすりゃいいんだよ?」

男「…――あれっなんか眩暈が急に…」

男「あ、あなたは――――っ!」







公園の女「ようこそ、『彼女』の魂の夢へ」




145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 00:04:41.56 ID:zSpPD/pP0

-?-

女「…また、この夢か…」

女「最近この夢ばっかり見る。そろそろ男がやってくる頃だね…」





女「今日は男の声が聞こえるのかな?」






148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 00:06:25.94 ID:zSpPD/pP0

-?-

男「ここは…どこ、だ…?」

男「あの交差点、なのか…?」

男「確か女の部屋にいたはずなのに―――あっ!」




男「女!女がいる――っ!!!!」






150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 00:09:08.05 ID:zSpPD/pP0
女「今日も同じ夢で私は交差点に立ち尽くすのね…」

女「…あ、男。今日も…来てくれたんだね」

男「――――っ!――――っ!」

女「やっぱり声は聴こえない…いつも私に何を言おうとしているの?」

男「――――っ!――――っ!」

女「わかんないよ…男。聴こえない…」




151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 00:13:40.36 ID:zSpPD/pP0
男「危ない!ダメなんだ!渡るなよ!それを渡ったらお前は!お前はッッ!」

女「………」

男「なんでそんな不思議そうな顔して道路に立つんだよ!?トラックが来るんだって!逃げろ!」

女「………」

男「なんでだよ!なんで聞いてくれねえんだよ!お前を…失いたくないなんだ!」

男「ここが夢でも魂でも何でもいい!!もう2度とお前を失いたくないんだ!!!」




男「何よりも…お前が俺のかけがえのない、存在だから!!―――――だッ!」






153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 00:16:15.48 ID:zSpPD/pP0
男「―――――好きだッ!」

女「えっ…今…声が…初めて聴こえた」

男「――――っ!――――っ!」

女「好きって…私も…私もよ?」





女「私も――――男のことが大好きだから!」




154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 00:18:30.95 ID:zSpPD/pP0
ジリリリリリリリリリリリリリッッ!!!!!!!

女「――っは!」

女「…ゆ、夢…?」

女「いつもの夢…よね」






女「でも…今日はハッキリと声が、聞こえた…」






156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 00:21:10.93 ID:zSpPD/pP0
男「…ふああ、眠い。やっぱ俺朝弱いなあ」

男「…寒いし。だりいな」

女「おはよっ男!!!」

男「おわ!なんだよ女かよ、びびるじゃねえか」

女「うししし。男をびっくりさせることから朝は始まるのですよ?」

男「何わけわかんねえこと言ってんだよ」





女「…(この光景…なんか初めてじゃない気がする)」






161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 00:24:56.91 ID:zSpPD/pP0
男「今日も元気だな、女」

女「う、うん…そだね?」

男「…?なんでいきなり元気なくなるんだよ?」

女「う、ううん…何でもない」

男「そういや最近さ―――」

女「…コブクロに飽きてきたんでしょ?」

男「お前エスパーかよッ!?なんで言おうとしたことが分かるんだ!?」

女「な、何となく…」






女「なんだろう…この不思議な感じ…全て知ってる気がする…」








166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 00:28:01.50 ID:zSpPD/pP0
女「あの…誕生日プレゼントなんだけど…」

男「えっ?ああ…そうかもうすぐだな」

女「うん、でも今日は―――」

男「今日買いに行かね?放課後」

女「えっ?あ、いやその――」

男「まあいいじゃん。早いほうがいいって」

女「あ…うん、そだね」




女「微妙に何か違う。でも…―――この後何かが起こる気が…する」






169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 00:29:54.81 ID:zSpPD/pP0

-放課後-

男「ほああああッ!!!…な、なんだよ。びっくりしたじゃねえか」

女「あ…うん、ごめん」

男「…?と、とにかく買いに行くか」

女「そ、そだね」






女「この後――何かが…」






171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 00:32:00.63 ID:zSpPD/pP0
男「そ、そういえばさ!駅前って最近なんか…きれいじゃない?」

女「…えっ?あ…イルミネーション?」

男「そうそうそれそれ!なんか綺麗だよなあ」

女「そ、そだね!あはははは」







女「私はこの後、男に告白する。でも―――それは…」








173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 00:35:16.86 ID:zSpPD/pP0
男「イルミネーション見に行かない?」

女「…えっ?」

男「あ、いや…買い物前に先に、さ」

女「あ、うん。そだね…行こう行こう!」






女「そう、そこで告白するって学校で決めたじゃない…」


女「なのに…『それ以外の何か』が私の心臓を揺さぶっている気がする…」


女「この…緊張は―――」






176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 00:39:06.06 ID:zSpPD/pP0
男「うおお…改めて見ると綺麗だなあ」

女「う、うん…なんかロマンチックな感じ…」

男「………」

女「………」

男「…あ、あのさ…その、俺言いたいことがあって…」

女「…えっ?ぐ、偶然だね…私も…」


――逃げたい、この場からっ!


――何から逃げるの?それは私が告白するという緊張から?それとも?


――私は今、どうするべきなの?



男『何よりも…お前が俺のかけがえのない、存在だから!!―――――だッ!』

この言葉は――夢の中で――…







180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 00:44:19.35 ID:zSpPD/pP0
男「あのさ!今までずっと俺お前のこと、す―――」



――そうだ。私は…男のこの言葉を聞かなくてはいけない。

――ここから逃げると…私は死んでしまう…



逃げてはいけない。私が男に向き合えばよかったんだ!


男「あのさ!今までずっと俺お前のこと、好きだったんだ!」

女「――!私も…私もずっと好きだったよ!」



―――やっと…聞くことができた。向き合うことができた。私も言えた。




ガシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!



トラックは…私をはねなかった―――






184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 00:46:22.40 ID:zSpPD/pP0

-女の部屋-

男「はっ!?女は!?交差点は…?」

男「ここは…あいつの部屋?」

男「…あいつに通じなかった。くそっ!!!」

男「あああああああああああああああああああっ!」

女「…男?」

男「―――ッ!!!!!?????」





186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 00:54:12.54 ID:zSpPD/pP0
女「…私の部屋で何してんの?」

男「えっ!?何って…てゆーかお前、死んだんじゃ…?」

女「死んだ?私が?どーしてさ?」

男「…だって、事故で…あの日…――」

女「事故?ああ、あの日の駅前のやつ?あれすごかったよね…
  私たちの『目の前』でトラックが横転するんだもん!一歩違ってたら死んでたわ!」

男「―――…よかった、よかった…」

女「ちょっと…何泣いてるのよってあれ?私も…なんかいきなり涙が…」

男「もう…会えないかと思った!」

女「何言ってるのか全然わかんないけど…でも何か分かる気がする、私も」







公園の女「…『蕾』が消える前に、間に合ったみたいね」








 


193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 00:58:48.81 ID:zSpPD/pP0
男「…よかった!…本当に…ぅくっ」

女「うん…よく分からないけど私ももう2度と男に会えないような気がしてた」

男「もう…迷わない」

女「うん…私も迷わない」





男・女「―――好きっ」








197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 01:01:14.84 ID:zSpPD/pP0

-エピローグ 駅前ショッピングモール-

女「そういえば、あの日結局事故のせいで誕生日プレゼント買ってないよね?」

男「ああ、そうだな。でも買うものは決めてるんだぜ?」

女「…何となく、私には分かるかも」




男・女「枕カバー」







200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 01:04:54.80 ID:zSpPD/pP0
男「お前、あの枕大切に使えよ?」

女「今でも大切に使ってるよ」

男「…魂ってさ、本当にあるんだな」

女「ふぇ?何のこと…?」

男「――なんでもない。独り言だ」

女「ふーん、そう。でもね…」

男「ん?」

女「私…あの枕を大切にしてたから、なんかもう1人の私って感じがするんだよね」

男「…ああ。分かる気がする」

女「じゃ、家に帰ろっか」

男「そうだな」






202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 01:05:48.01 ID:zSpPD/pP0
女「…ねえ」

男「…ん?」

女「好き」

男「…ああ、俺もだ」




fin






203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 01:06:30.22 ID:TpTNp1+WO
良いから使い古される
使い古されるからこそ陳腐になる

王道の素晴らしさを痛感しますた





205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 01:06:38.87 ID:Mm+h7qVLO
広辞苑
【手枕】た-まくら
1、腕を枕とすること。てまくら。
2、香の名。多少甘辛く苦い香がする。






208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 01:07:26.88 ID:6izbuUBoO
乙!!!!
王道はやっぱりいいな




209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 01:09:53.28 ID:I4rtZ+fJO
>>1乙
コブクロ聴きながら見てたから涙ぐんでるんだぜ




210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 01:10:15.38 ID:QGRWeNVt0

夜中にしっぽりと王道はいいね




211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 01:10:48.12 ID:NScpaQjkO
さすがは王道!!




212 名前:1:2008/01/28(月) 01:11:13.92 ID:zSpPD/pP0
ここまでくだらない駄スレに付き合ってくれてありがとう。
意味不明なところは個々で脳内補完してくれると助かる。
それはそれでまあ楽しい要素の1つだと思う。
ツッコミどころ満載のファンタジーだけど、俺はそんなんが好きなんだ。

長時間保守ってくれた人ホントにありがとう。
またなんか書いたら読んでくれると嬉しい。
じゃあな、おやすみ(´・ω・`)ノシ





213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 01:12:47.84 ID:Mm+h7qVLO
乙!
起きたら公園の女さんの外で外伝楽しみにしてるぜ!!



226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 03:25:20.82 ID:EI8YzX4NO
保守


227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 04:25:02.17 ID:EI8YzX4NO
保守


228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 04:31:27.30 ID:WLhzFZ280
今見終わった
>>1乙



257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 16:38:28.61 ID:OsUswYHoO
まだ残ってた
書いてる人いないみたいだし書いてもいいよな?




259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 16:50:38.05 ID:DKXvB9+50
>>257
面白ければそれでいい。まずは書くんだ。


260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 17:02:55.81 ID:OsUswYHoO
面白いかどうかはわからんけど書くよ

~ある朝~
男「ムニャムニャ…」
女「男~起きろ~!遅刻するよ~」
男「うん…ん…」
女「おはよ!」 

 
 
※別の方が書いてくれていたものは長かったのでオールカット。

  

 


295 名前:1:2008/01/28(月) 21:14:48.51 ID:zSpPD/pP0
まだ残ってたのかこのスレwwwww

しかし今は別の人のターン?
もし明日の夜まで残ってて、暇なら外伝でも書こっかな。







304 名前:>>299のつなぎ:2008/01/28(月) 22:10:22.81 ID:zSpPD/pP0
-公園-

公園の女「………」

公女「これで…よかったんです、よね…」

公女「………」

公女「今日も…ぽかぽか気持ちいいです」






公女「この風景を…あと何日見られるのでしょうか――」






306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 22:13:23.20 ID:zSpPD/pP0
公女「…あなたは、私の気持ちなんて知りもしないのでしょうね」

公女「………」

公女「私は『彼女』のカケラ、なんですよ?」

公女「『彼女』から生まれた存在なんですよ?」







公女「―――…もう一度、あなたに会いたい…」






307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 22:17:45.96 ID:zSpPD/pP0
男「あ゛ーっ!女また俺のクレープ食いやがった!」

女「いいじゃない!私抹茶クレープ好きなの」

男「お前バナナクレープしっかり食ってんじゃねーか」

女「両方欲しいの!……だめ?(じー)」

男「――っ!////////…いいよ、分かったよ」

女「んふふー!さっすが私のカレシさん」

男「都合のいい時だけカレシ『さん』だからな…」

女「あ!そだ。そこの公園で食べて行こうよ」

男「ん?ああ、いいぜ。確かベンチあったよな」






309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 22:20:32.13 ID:zSpPD/pP0
女「あ!あそこのベンチ空いてるよ!

男「ああ。そうだな――――っ!?」

女「…?どしたの?」

男「…いや、なんだろ…。今一瞬ベンチに誰かいた気がしたんだ」

女「えっ?誰もいないよ?」

男「…いないよな。なんだろ、気のせいか」




310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 22:23:26.48 ID:zSpPD/pP0
男「しかしうまいな、このクレープ」

女「でしょー?移動販売で来てるんだけど、いい感じなの」

男「うん。クリームがさっぱりしててうめえ」

公女「………」

女「そうそう!太らなくていいし」

男「太らないってことはねーんじゃねえか?」

女「いいの!私がそう決めたの」

男「へーへー、そうですかい」

公女「………」




311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 22:26:54.36 ID:zSpPD/pP0
男「………なあ、女」

女「ん?なに?」

男「…変なこと聞いていいか」

女「なになに?何の話?」

男「…魂ってさ、あ、いや…もし魂ってのがあったとして」

女「男ってそーゆうの信じてないんじゃなかったっけ?」

男「…仮の話だよ。もしあったとして、だ」

女「あったとして?」

男「その…魂が、何かの理由でちぎれたとする」

女「なんのこっちゃ」

男「…いいから聞いてくれ」




312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 22:29:31.27 ID:zSpPD/pP0
男「その…ちぎれたカケラはどうなるんだろうな」

女「ふぇ?カケラって…魂の持ち主の体にあるんじゃないの?」

男「何かの理由で魂の一部が…持ち主の体からちぎれたとしたら、どうなると思う?」

女「…なんか突拍子もない話だけど…」

男「うん、いいから」







女「なくなっちゃうんじゃない?雲みたいに、さ」




313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 22:31:46.38 ID:zSpPD/pP0
男「…そう、だよな」

女「何どしたの?てゆーかなんでいきなりこんな話?」

男「俺も…よく分からない。ただ…」

女「…ただ?」

男「何か…いや、誰かを忘れてる気がするんだ」

女「…誰かって?」






男「――…大切な、人」




314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 22:35:11.94 ID:zSpPD/pP0
女「…ふーん。それを今の彼女の私の前で言うんだ?」

男「っ!!い、いやそんなんじゃなくてだな…!なんてゆーか、その…」

女「うそうそ♪気のせいじゃないかな?」

男「…なのかな」

女「よし!食べ終わったしそろそろ帰ろっ!」

男「ああ、そうだな。行くか」

女「んっ!」




315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 22:37:52.89 ID:zSpPD/pP0
男「――――」

女「――――」






公女「………」

公女「…もう、完全に見えないんですね…」

公女「………」

公女「…もう、お話することも出来ないんですね…」






317 名前::2008/01/28(月) 22:53:10.21 ID:j9V37JjSO
すまん、書き込み制限喰らった。今から同じようなスレタイで別のやつ立てる。
もし読んでくれてる人がいたらよろしく。


 


318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 23:08:28.68 ID:EI8YzX4NO
↑は
http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1201528540/



2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 23:00:08.29 ID:zSpPD/pP0
公女「私は『彼女』が生み出した幻…」

公女「『彼女』の思いは、私の思い…」

公女「私も…あなたのことが、好きなのに―――」







公女「私は…見てもらうことすら出来ずに…消えるのですね…」





4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 23:05:38.48 ID:zSpPD/pP0
女「ねえねえ!一緒に男ん家行っていい?」

男「…別にいいけど」

女「あ!今ヤラしーこと考えたでしょー?」

男「ばっかちげえよ。だいたい今日はおかんが家にいるし」

女「…ふーん、なんだ」

男「なんで若干残念そうなんだよ…」

女「…いーもーんだ。あ!着いたよ、男ん家」




5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 23:11:32.93 ID:zSpPD/pP0
-男の部屋-

男「散らかってるけど、気にすんなよ」

女「…へー、今はこんな感じなんだね。男の部屋」

男「そうだよ、何か悪いかよ」

女「では恒例のエロ本探し時間がやって参りました!」

男「っ!探すなよ!?…あ、いや…ないからさ、そーゆうの」

女「ホントに隠すの下手だね、男。とりあえず王道、ベッドの下から」

男「…勝手に見てろ」

女「と見せかけて、左の本棚のメンズノンノを無駄に溜めてる段の裏側スキマと見た」

男「ッッッッッ!!!!!!!????????」

女「むふふー、図星ですなあ?」

男「…貴様はどこぞのツンドラ立国のスパイかよ」




6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 23:14:50.68 ID:zSpPD/pP0
女「まあエロ本はまた今度のお楽しみにしといて…」

男「お楽しみなのかよ」

女「…あれだね、男の部屋ってなんだか温かい感じがするね」

男「…そか?」

女「ん!そんな感じ」

男「そ、そうかな…よくわかんねえ」

女「あ!コブクロのCDあるね!また聴いてるの?」






8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 23:18:56.96 ID:zSpPD/pP0
男「…ああ。なんか…また聴きたくなってさ」

女「ふーん、ちょっと前に飽きたとか言ってなかったっけ?」

男「うん…なんでだろ…なんか、誰かに言われた気がするんだ」

女「…誰に?」

男「…分からない。思い出せないんだ。出掛かってるのに出てこない気持ち悪さ」

女「『消えそうで咲きそうな蕾』…」

男「…えっ?」





10 名前:>>7 外伝はすぐ終わるから大丈夫かと…たぶん:2008/01/28(月) 23:24:39.21 ID:zSpPD/pP0
女「あのサビの歌詞…ものすごく儚げじゃない?」

男「………」

女「消えそう、なのに咲きそう…そんな蕾」




女「もうすぐ…『蕾』は消えます。お早めに…呼びかけてあげてください」




男「このセリフ…どっかで…」

女「…えっ?」







12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 23:27:51.47 ID:zSpPD/pP0

-公園-

公女「…いつのまにか夜、なんですね」

公女「………」

公女「あはは、もう私の体、透けてきちゃいました」

公女「………」





公女「もうすぐ…魂の蕾は完全に消えちゃいますね」






14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 23:31:38.92 ID:zSpPD/pP0
公女「幸せです、私は」

公女「本当の私を助けることができた―――」

公女「私の好きな人を悲しみから助けることができた―――」





公女「それで…十分、です―――」




15 名前:>>13そんなに長くする気はなかったから…すまん:2008/01/28(月) 23:37:29.96 ID:zSpPD/pP0

-男の部屋-

男「なんだろう…この感じ」

女「…?」

男「蕾を…そうだ、俺に教えてくれたんだ。魂の蕾を」

女「ちょっと、何言ってるの…?」

男「―――公園の、あの人が!」

女「さっきからなに―――」

男「すまん!ちょっと待っててくれ!すぐ戻る!」

女「えっ!ええええええっ!!??」






17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 23:41:10.25 ID:zSpPD/pP0

-公園-

公女「…いよいよです、ね…もう体が、見えなくなってきました」

公女「…寂しいな。こんな…ぅく、誰もいない夜の公園で…ヒク、消え…るなんて」

公女「…グス、仕方ないよね。私はカケラだもん…」

公女「…さようなら―――男さん」








男「そこに…いるん、ですか?」




18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 23:43:51.65 ID:zSpPD/pP0
公女「…えっ?」

男「いるん、ですよね?」

公女「なんで…どうして、分かるの…?」

男「すみません、俺にはもうあなたが見えないし、声も聴こえない…」

公女「―――っ」

男「でも!そこに…いるのは、分かります」

公女「ああああっ…男さ…んっ!」







男「ありがとう、ございました」




19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 23:46:48.98 ID:zSpPD/pP0
男「あなたがいたから、あいつを救うことができた…あなたがいたから、今の俺がいる」

公女「…ぅぅ、グス…うん…うん」

男「ずっと、お礼が言いたかったんです!」

公女「…グス、ヒク……」

男「ありがとう」

公女「わた…わらしも…グス…伝えたいこと…が…」





21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 23:48:50.55 ID:zSpPD/pP0
男「………」

―――――何も見えない、何も聴こえない。

でも、確かにそこに『あの人』がいると分かる。

何かを俺に伝えようとしているのが分かる。

男「…聴かせて、ください」






公女「わらしも…あ、あなたのことが――――」





22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 23:51:17.57 ID:zSpPD/pP0
―――風が吹いた。そして…『蕾』が消えたのが分かった。

男「………―――っっ!」







――――好きでした。






23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 23:54:28.08 ID:zSpPD/pP0

-エピローグ-

女「ねえ!教えてよ」

男「もういいだろー!」

女「あの日、なんで泣きながら帰ってきたのよ!いきなり出て行っちゃうし!」

男「…っせーな!いいだろ。オトナの都合だよ」

女「ぶーぶー!ふんだ、もう男となんか口きかない!」

男「っおいおい!それは勘弁してくれ―――」





女「ふふふ、いいですよ」




24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 23:57:32.24 ID:zSpPD/pP0
男「っ!」

女「ありゃ?ふふふって私何気持ち悪い笑い方してしまったの!?」

男「………」

女「しかも丁寧語とか……男?」

男「…そうか。また『戻った』んだな…――よかった」

女「ふぇ?戻った?何が…って男なんでいきなり泣くのよ」

男「…っせーな。い、いいじゃねえか…」

女「もーなんなのー!?あの日といい今日といい―――」









男「なあ」




25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/28(月) 23:58:59.88 ID:zSpPD/pP0
女「…えっ?」

男「――ずっと、幸せでいような」

女「………」







女「うん!」
公女「はいっ!」




fin







27 名前:1:2008/01/29(火) 00:03:35.48 ID:kSESWB520
という短いお話でした。
ホントは本スレの保守のつもりが別スレになってしまい、申し訳ない。

もう俺はこの話は書かないのであとは本スレを引き継いだ方に任せます。
最後までありがとう。

できればどなたかこのスレの話を本スレに保守がてら写しといてくれると嬉しい。
俺まだ規制くらってるので…orz

すまん、明日は早朝から仕事なのでこれで消えます。
じゃあな、おやすみ(´・ω・`)ノシ





31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/29(火) 00:26:18.92 ID:S97gis35O
>>1乙
公園女が救われてよかったよ




32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/29(火) 00:47:03.58 ID:LquKGG0TO
>>1乙
ハッピーエンドをありがとう
 
 
【Sister Act 2 - Oh Happy Day】
http://jp.youtube.com/watch?v=SLY7yI1xV-M


 
※オールカットした、もうひとつの王道物語・・>>カットストーリー
 
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コメント
この記事へのコメント
  1. 名前:  #- | 2008/01/31(木) 17:43 | URL | No.:2205
    微妙・・
  2. 名前:名無しビジネス #- | 2008/02/01(金) 00:03 | URL | No.:2219
    結構好き・・・
  3. 名前:バーバリー バッグ #mP5cqapc | 2013/04/09(火) 16:32 | URL | No.:740724
    はじめまして。突然のコメント。失礼しました。
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